岩手県土木技術振興協会は、県内自治体が実施する社会資本の整備や維持管理、災害復旧等の業務を支援することを目的として、岩手県及び県内全市町村の出捐により昭和56年度に設立され、平成25年度に公益法人に移行し、現在に至っています。
この間、社会資本整備については、「ISO9001」に基づいた道路や河川・砂防等の積算、「ISO/IEC17025」によるコンクリート等の材料試験、現場監督業務の補助等を実施し、維持管理については、県管理道路のパトロール業務を支援してきました。
激甚化・頻発化する自然災害への対応については、平成23年東日本大震災、平成28年台風第10号、令和元年東日本台風等の大災害発生の都度、体制の強化等も行いながら、災害査定や設計・積算業務を支援し、早期の復旧・復興に貢献してきました。
今後益々重要になる老朽化対策については、市町村管理の橋梁等を対象に、学識経験者の参画もいただく点検・診断に加え、長寿命化修繕計画策定や補修設計、積算などの一連の支援体制を整えています。
今後とも、「迅速と信頼」をモットーに、県内自治体のニーズに丁寧に対応していきますので、当協会の積極的な御活用をお願いいたします。
令和7年4月1日
公益財団法人 岩手県土木技術振興協会
理事長 田中 隆司 (たなか りゅうじ)